沈黙の臓器と言われる腎臓
腎臓ってとても大切な機能を担っているから2個有るんだよ?
どこかで聞いたような言葉ですが、腎機能を失ってみて、そうだろうなぁと思います。
腎臓は2個有るのだから、人一人で200%を所有しています。
個人差はあるのでしょうけど、僕の場合は約60%を切るあたりから症状が出てきた記憶があります。 つまり、すでにその時点で、腎臓1個分の能力は失っていて、その状態でもまだ人工透析は必要とはなりません。
そのくらい、腎臓は働き者で無口なのです。
まだ大丈夫、大丈夫なんて言ってて、いきなり透析を受けなければなりませんと医者から宣告されて、まるで死の宣告を受けたみたいになる人がいるようです。
これを読んだ人は、決してそんなふうにならないでくださいネ。
初期段階から中期まで
僕の場合は、高血圧症からやってきました。
もともと、慢性糸球体腎炎でしたし、定期的に病院にも行っていたので、特に慌てることもなかったが、高血圧が進んで尿がでなくなり、体が浮腫んでとても辛い思いはしました。
寝ると血圧が下がって腎臓が動きだし、一晩中おしっこです・・・。
貧血が起こってきます。
腎臓は、造血ホルモンも作っているんですね。。。
だんだん赤血球が少なくなり、貧血症状が出てきます。
ひどい症状として、呼吸困難、めまい、立ちくらみ等、激しい運動は出来なくなります。
大体この頃に障害者手帳の申請を行います。(4級)
末期頃
食欲が減退します。
おそらく、体内毒素が濾過できずに溜まっていくからだと思います。
僕は良くて1日1食くらい、300kcal程度を頑張って摂っていましたが、半年で10kg痩せました。52kg→42kg
末期腎不全
透析を受けるために、腕にシャントと言われる、透析時に針をさす場所を手術で作ります。
具体的には、動脈と静脈をつないでバイパスし、静脈に穿刺できるようにします。
そして、いよいよダメになったら(死にますから。)
透析医療に移行します。
さて、これを第2の人生と取るか、一巻の終わりととるか・・・。
まぁ、選択肢は無いですからね、半分以上強制治療ですよ。
本人の意志なんて関係なし。