オリンピックの矛盾

最近、トランスジェンダーが元の性別と違う性別のオリンピック競技に出場したと、ニュースで話題になっていますが。
これってどうなのだろう?って思っています。

男性から女性へ
女性から男性へ
男性でも女性でもなく
ジェンダーの問題はとても深いところにあると思っています。

オリンピック憲章では

オリンピズムの根本原則4に

スポーツをすることは人権の 1 つである。 すべての個人はいかなる種類の差別も受けること
なく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。 オリンピック精神においては友情、 連帯、 フェアプレーの精神とともに相互理解が求められる。

とあります。
これは、トランスジェンダーであろうがなかろうが差別をされずスポーツをする機会がなければならないと言っていると思います。

また根本原則6に
このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、 国あるいは社会的な出身、 財産、 出自やその他の身分などの理由による、 いかなる種類の差別も受けることなく、 確実に享受されなければならない。

とあります。当然の事が書いてあるわけですが。
ちょっとまって、ジェンダーの問題を抱える人が元の性別以外の性別の種目に出場するのは良いとして、性別に問題を抱えていない人が同じ競技を行う場合、元の体のスペックの性的違いによる差を受けるわけですから。

この場合優遇された人より差別を受けたと考えても良いのでは。。。

つまるところ、ジェンダーの問題があって元の性別で競技をする場合に、性的な差別を受ける可能性がある現場を変えるのが先決であって、性別変更後の競技に出場させるのが最良では無いはずと思います。

色々意見が分かれる部分なのでしょうが。
私はこう思うのです。

ちなみに私はスポーツは出来ません(病気の為)が、オリンピックもパラリンピックも対象外の人間です。
これもどうなのでしょう?オリンピックなんて全く夢もない世界ですよね。

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